浮かれる。

日常の生活に惓んできたら、
ここに来てみるといい。
一人でほろほろ歩いていると
自分がどこに居るのか
分からなくなる。
大人の夜の迷子ごっこ。

昔ながらの店が続くアーケード街を通り抜けると
人工の運河、人工の水辺、人工の照明、
ゆるやかな曲線の小道、
聞こえてくるのは、
中国語、韓国語、南アジア系? 英語、、、

お店の品揃えも
ちょっと、エキゾチック。
海外の人が好きそうな
日本っぽいモノ達。
地元の人間も嬉しくなるような
お土産グッズの山。

一人でも浮かれたくなる時って
あるでしょう?

頭の中をぼんやり麻痺させるのには
最適な博多のエネルギースポットです。

慈雨

雨の音で目が覚めました

やっと大地を潤すに足る
雨が降っています。

「日本の四季」と言いますが
実は五つ目の季節があるそうです。

春でもなく、夏でもない。
太陽を滅多に見ない
雨降りの日々。

春、梅雨、夏、秋、冬。

たしかに、一つの季節と数えて
いいかもしれません。

この雨、
きっと田んぼの稲も
喜んでるだろうな。

おしい!白いハンバーガー

ふわっと白い皮に挟まれた、
とろっととろける豚の甘辛い角煮。

その角煮の部分が
和牛100%のハンバーグに替わった
『白バーガー』

美味しいのに
物足りなさを感じるのは
なぜだ?

インパクトがあるのは、
一つ600円という値段だけって、
惜しい!!

もっと大きくするとか、
牛のイラストの焼印を押すとか、
何とかならないものか。

あぁ、なるほど!
佐世保バーガーに対抗して
シンプル小ぶりにしたかったのだな。
売れる商品開発のご苦労に思いを馳せつつ、
平らげる。

光と風を感じる

カーテン屋さんに足を運んだのは、
何十年ぶりでしょう。

カーテンの掛け替えのため
生地を選びに行きました。

こんなに色とりどり、
たっぷりの布地を目にするのは
滅多にあることではありません。

家の中にあって
光と風を感じさせるもの、
それがカーテン。

太陽の光を避ける生活
外の空気を入れない生活
それは外界とのつながりを遮断する毎日を
選択していることでもあります。

窓を開けて
そよ風を肌に感じ、
光を部屋に通しながら、
淡い影の中で
日々の営みを慈しんでいく。

内と外のゆるやかなつながり。

カーテンの開け閉めは
繋がりの度合いを
自分で調節している動きなんだと
気がつきました。

時にカーテンは
強烈な自己表現にも使われます。
『風と共に去りぬ』の
スカーレット・オハラのように。
『サウンド オブ ミュージック』の
マリアのように。

ドレスの生地を入手できなかった彼女達は、
窓辺を飾るカーテンをはずして
自らの手で洋服に縫い直して身に纏い、
外の世界に飛び出し
挑んで行ったのでした。

ケツメクリガメ!?

え⁈
また、なんというネーミングの
亀さんでしょう。

「尻(ケツ)を捲(まく)る」とは、
居直ること。物腰を急に変えて
けんか腰の様相を呈することなどを意味する表現。
着物の裾をまくって座りこむ様子から来た言葉と、
国語辞典には載っています。

居直った亀?
確かに相手を威嚇してるような顔付き、ゴツい甲羅は、
ぴったり、その名の通り。

ちょうど食事の時間だったようで、
まぁ、サボテンだかアロエだか、肉厚の葉を
食べるわ、食べるわ、
シャクシャクシャクと音を立てて平らげる。
まさにガメラの様相です。

「こんなのに出くわして居直られたら大変だね」と
話しながら、柵を離れようとした、
その瞬間‼︎
気づいたのです。

『ケヅメリクガメ 』

看板の表札をよく見ると、あれ⁈

思い込みって、
怖いですね。
偏見って、
こうして起きるのですね。

ケヅメリクガメ。このカメの後ろ足の甲羅に近い部分に、
鳥にあるような蹴爪(ケヅメ)が付いていることが
名前の由来だとか。

大変、失礼いたしました。
芯の強そうな高貴なお顔立ち。
貫禄ある立派な体つき。
陸に生息するカメの中でも、品位溢れる
出で立ちだと、訂正いたします。

旅のまなざし

ちょうど1年前のこの季節でした。
イギリス周遊32日間、
旅の空の下で目覚め、初めての道を歩き、
一瞬一瞬、目に飛び込んで来る新鮮な景色。
異空間での呼吸は、鼻腔から肺から脳から指先まで、
身体中に興奮を巡らせます。

そうして旅のあと、
待っていたのは、いつもの部屋で
いつもの温かい白いご飯とおかずと緑茶。

旅と旅の間を埋める日常では
つまらないと思いませんか?

毎日眺めるもの、出会う人の中に
驚きや喜びを発見していきたい。

このガラス窓を開いて
そちらの窓に お届けします。
見つけたもの、気づいたこと、感じたぬくもり、、、
しまっておくには
この部屋はあまりに小さい。

今日も新しいものを
たくさん見つけられますように。

甘ずっぱい母との関係

梅雨の昼下がり、
母と街の喫茶店に入りました。

注文したのは、二人とも、
ベリータルトとコーヒー。
「美味しいねぇ。」
酸っぱいもの苦手なはずの母が、嬉しそうに
食べている。
「美味しいネ。」

私は、やっと母に甘えることを
自分に許せるようになってきました。

母との関係性は、人間関係すべての原点。
競争相手、反抗する相手、と
いつの頃からか、母を見るようになっていました。
反抗期の頃から?
そして、ずっと、つい最近まで。

母への反抗期を終えていなかったことに、
はたと、気づいたのです。
じっと母は、待ってくれていたのでしょうか。
それとも、諦めを感じていたでしょうか。

やっと母に甘えられるようになって、
世界はやわらかくて優しいものだと
思えるようになっています、やっと。

“What a wonderful world!”

…もちろん、お会計は母に甘えましたよ。

カラフルフルーツ

朝食には、必ずフルーツを食べる。
フルーツしか食べないこともある。
冷蔵庫にフルーツだけのこともある。

「わ!元気いっぱい詰まってる!!」
扉を開けると元気が出るので
取り出すものは何も無いのに
開けては閉めるを繰り返す。

その色とりどりのフルーツが、
最近どれもこれも、やたらと甘い。

追い求める幸福感が
糖度の高さで味わえるなら、
世の中、甘くても、いいのかなぁ。

2019年、盛り上げるゾ、後半‼︎

2019年も、いよいよ後半突入!

前半にやりたい事の方向性を指差し確認できたので、
進んで行くだけです。
これも、よき師匠や仲間やパートナーがいるおかげ。
7月中に、さらに目指す“自分の喜びに溢れる姿”を鮮明にして、
スキップしながら日々過ごして行きたいな。

振り返ると、自分のことを少し哀しく感じていた2月の頃。
「どこに行っても幸せ、どこに居ても幸せ!」
そんなふうに感じたいと思っていた。

そう感じることができる、今‼︎
何かを成し遂げた、手に入れたからではなく、
今、こうして、大事に思う人たちと繋がって
ここに居る幸せ。
ふんわりと。

感謝です。

あなたなしでは、生きられぬ。

ダメよ、ダメ、ダメ、
離れちゃイヤよ。
あなたなしでは
生きられぬ。

読みづらい、小さい文字。

認めたくないが、
老眼鏡よ、あなたの助けが
必要だ。

やはり、な。
読めないはずだよ、

上下逆さまでは、な。

伊達眼鏡にはじまり、
いつの間にやら、
ハズキルーペ、
乱視補正入り老眼鏡、
色眼鏡まで、

いろいろ揃いました。

お気に入りは、下半分がピンクフレームの
いつも掛けるやつ。フランス製でレンズは日本製。
福岡のシライシオプティークで
2時間以上、店主とじっくり話し合い、
10以上のフレームを試し、
選んだもの。
もう、手放せません。

眼鏡に愛を注ぐプロ職人・白石さんの話を
ぜひ、聴きに行ってください。