ケーキ屋さんの前はウキウキ弾んで、
目も心も引き寄せられる思い。
色合いも形も華やかな洋菓子。
和菓子屋さんを通り過ぎる時はしずしずと。
ケースの前で立ち止まらないと
折角の細工も見えない残念さ。
和菓子は
「この国の風土に根ざしたお菓子。」
「おめでたいときには、細工物の砂糖菓子や紅白のお饅頭。
悲しいときには葬式饅頭。
お仏壇に供えるのは、洋菓子よりも保存のきく干菓子や最中。」
そうか、日本の文化風土を包み込んでいるのだ。
洋菓子と和菓子の違いに
あらためて向かい合った本です。