アナタ、ワタシヲ見テル?
私は貴方を見ています。
近くに居るからと言って
一緒に居るからって
同じものを同じように
見ているわけではありません。
ある時、博多駅の構内を歩いていたら
小さな看板の『義眼』という文字に
はっとしました。
義眼を製作したりメンテナンスをしたりする会社の
広告だったのでしょう。
ずっとそこにあった看板でしょうに、
素通りしていたのです。
「あぁ、今日は依頼していた眼が出来てくるわ。
取りに行かなくちゃ。きれいに合うといいな」
と、楽しみにそのお店?会社?へ、
出かける人がいるのです。
見えない眼だけど、
見える私の眼に対するより
その人は感謝の思いが
深いでしょう。