え⁈
また、なんというネーミングの
亀さんでしょう。
「尻(ケツ)を捲(まく)る」とは、
居直ること。物腰を急に変えて
けんか腰の様相を呈することなどを意味する表現。
着物の裾をまくって座りこむ様子から来た言葉と、
国語辞典には載っています。
居直った亀?
確かに相手を威嚇してるような顔付き、ゴツい甲羅は、
ぴったり、その名の通り。
ちょうど食事の時間だったようで、
まぁ、サボテンだかアロエだか、肉厚の葉を
食べるわ、食べるわ、
シャクシャクシャクと音を立てて平らげる。
まさにガメラの様相です。
「こんなのに出くわして居直られたら大変だね」と
話しながら、柵を離れようとした、
その瞬間‼︎
気づいたのです。
『ケヅメリクガメ 』
看板の表札をよく見ると、あれ⁈
思い込みって、
怖いですね。
偏見って、
こうして起きるのですね。
ケヅメリクガメ。このカメの後ろ足の甲羅に近い部分に、
鳥にあるような蹴爪(ケヅメ)が付いていることが
名前の由来だとか。
大変、失礼いたしました。
芯の強そうな高貴なお顔立ち。
貫禄ある立派な体つき。
陸に生息するカメの中でも、品位溢れる
出で立ちだと、訂正いたします。