サンキャッチャー、
夫の作品。
家の中に太陽の光が射し込んでいるのを
美しく知らせてくれます。
太陽の軌跡高度が高い夏は
家の奥深くには、日差しは入り込みません。
秋から冬、太陽の道すじは低くなり、
家の奥まで光が入ります。
そうすると、窓辺に飾っているサンキャッチャーを太陽光が通過して
プリズムを白い壁に写し出すのです。
キラキラと虹の影絵のように。
北欧の人々の、長い冬を彩り豊かに過ごす知恵でしょう。
白い壁は暗い季節にも
家の中を明るくしますし、
ガラス越しの光を通して
木々の影や彩を見事に写し出す魔法の色合い。
土地ごとに伝わるモノ、伝統的な民芸工芸品で、
遠い国で暮らす人々の営みにも
思い馳せることができます。
ひとつ屋根の下で、
一人で、あるいはパートナーと、
家族皆んなで、
ほっこり心安らかに呼吸する工夫。
サンキャッチャーは、どんな人が
初めに作ったのでしょうね。